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西谷 牧人

西谷 牧人 にしや まきと

東京交響楽団首席チェロ奏者
東京藝術大学非常勤講師

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日本チェロ協会会報 第42号(2014年8月29日発行)より

1.近況や最近の活動を教えてください
 東京交響楽団での演奏と藝大での教職がどちらも7年目に入りました。おそらく東響のチェロセクションは日本一若く、僕でも上から3番目。気分的にはまだまだひよっこですが、優秀な若手の皆さんがどんどん入団してきて、上からも下からも良い刺激をもらいながら日々弾いています。教える方はまだまだ試行錯誤の連続ですが、生徒さん達と一緒にどうしたらもっと良くなるのかを考え、その結果良い演奏が生まれた時には、演奏そのものとはまた違った大きな喜びがあります。

2.改めて、チェロを始めたきっかけを教えて頂けますか?
 スズキメソードの本部がある松本市で生まれたことです。5歳の時に周りの子供達に触発されて教室を見学に行き、低音の暖かい音色と、座って弾くからお爺ちゃんになっても出来るという理由で最初からチェロを選んだそうです。

3.オーケストラでチェリストとして演奏する醍醐味は何ですか?
 オーケストラで弾いていると、重要な(美味しい)メロディーがチェロに与えられていることが本当に多くて嬉しくなります。また、周りを支える伴奏の形でも、大切な和声やリズムを作っていることが多く、チェロパートがたくさんの役割を担っていることにやりがいを感じています。それから、首席チェロパートのソロには本当に美しいものが多いです。先日もブラームスとリストのピアノ協奏曲第2番やシューマンのチェロ協奏曲のソロを弾く機会があり、素晴らしいソリストの方々(チェロはゲリンガスさん)とデュエットが出来る瞬間は夢のようなひと時でした。

4.差し支えなければ、今後どのようなチェリストとして活躍していきたいか教えてください
 自分らしい演奏や演奏活動をしていきたいと思っていて、それは果たしてどういうものなのかをいつも考えています。今はオーケストラ、室内楽、ソロをまんべんなく弾かせて頂いていますが、今後は自分が心から好きで共感する別のジャンルにも足を踏み入れてみたいと思っています。