日本チェロ協会会報 第42号（2014年8月29日発行）より

１．近況を教えてください
　この４月から桐朋学園で室内楽のグループを沢山教えています。あと、小さな子も教え始めました。子供は面白いですね。
　
２．改めてチェロを始めたきっかけを教えて頂けますか？
　小３の時に桐朋学園「子どものための音楽教室」の分室にピアノで入室したのですが、翌年チェロ教室が開講する際ピアノが上手でない生徒にお声がかかった為です。
　それまでチェロは見たこともなく、小学校でサン・サーンスの白鳥を聴いた位でした。何が幸いするか分かりませんね。
　
３．山崎先生が一番ワクワクするときは、どんなときですか？
　心に触れる演奏に出会ったり、共演者や聴衆と曲の感動を共有出来た時です。
　
４．山崎先生が一番リラックス出来るのは、どんなときですか？
　お風呂に入っているとき。特に温泉は良いですねぇ。
　
５．チェロ以外に好きなことはありますか？
　美味しい料理とお酒を頂きながら、親しい友人と音楽談義に花を咲かせることですかね。
　
６．若いチェリスト（プロのチェリストを目指している学生）に望むことはございますか？
　昔の巨匠達の演奏をチェリストのみならず、他の楽器、声楽、室内楽、オーケストラ等々、色々な演奏を分からなくても良いので、沢山聴く事ですね。音楽とは何なのか、演奏するとは何なのかをおぼろげながらも見えて来たらしめたものです。
　その理想に向かって一生かけて精進していくことです。あと、音楽会に行って生の演奏も沢山聴くこと！
　最近はYou Tubeのみで誰の演奏か興味なく聴いている子が多いのですが、これは演奏家として寂しいことです。

７．今後のチェロ協会についてお伺いします。どのような活動に力を入れていきたいとお考えですか？
　チェロ界の発展の為にも、全国の小さなチェリスト達の交流を広げて行きたいですね。