日本チェロ協会会報　第53号（2019年3月30日）より

1. 近況を教えてください
ここ数年間は月1 回ペースでヨーロッパと日本を往復する旅烏生活です。3 月は初めてシンガポールへ、現地のオーケストラと協奏曲を演奏させていただきました。

2. チェロを始めたきっかけは？
姉がヴァイオリンを弾いていたため、指揮者だった祖父が「2 番目は男でも女でもチェロがいいな」と言ったため、まだ生まれる前のことでした。

3. 一番ワクワクするときは、どんなときですか？
もちろんコンサート中！それから気の合う仲間たちとのリハーサル中や心をくすぐる新しい曲に出逢ったときなど。

4. チェロ以外に好きなことはありますか？
料理！！旅先でも市場に行ってみますが、新しい素材に出会うとどんな物を作ろうかワクワクウキウキ。そしてワイン！ ( もちろん一人では食べません。。)

5. 第9 回チェロの日のご感想をお聴かせください
コンサートの準備から懇親会までいろいろな方とお話しできて、この協会が堤先生をはじめとして沢山の方のチェロへの情熱により、大切に培われてきたのを実感しました。アマチュア・プロの垣根なく、チェリストはチェロが大好きなのだと改めて感じられた、幸せな時間をいただきました。翌日のアンサンブルも伺ってみたかったです！

6. 今後どのようなチェリストとして活動していきたいですか？
日本では海外の知られざる作品、海外では邦人作品を通常のレパートリーに組み込んでコンサートで取り上げて行きたいと思います。各時代に埋もれかけている作品ももっと弾いていきたいし、ソロ、アンサンブルでの委嘱作品も少しずつ増やしたいものです。もしそれで他の方が弾いてくださったら嬉しい。あと小さな曲ばかりですが、無伴奏のアレンジなども自分で行なっているので、それももっと手掛けてみたいと思っています。