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毛利 伯郎

毛利 伯郎 もうり はくろう

桐朋学園大学 音楽学部 教授

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日本チェロ協会会報 第52号(2018年11月30日)より

1. 近況を教えてください
現在(11月)、サントリーホール室内楽アカデミーの履修生全員が参加する室内楽フェスティバルのために富山県の魚津市に来ています。2 0 1 5 年に読売日本交響楽団ソロ・チェリストをやめてから「教える」比重がたいへん重くなってきていると感じています。フェスティバルは約 1 週間なのですが、会場が新川学びの森天神山交流館といって、洗足学園魚津短期大学の旧校舎となりますので、音楽教育の場として非常に環境が整っています。

2 . チェロを始めたきっかけを教えてください
父が医者だったのですが、学生時代から始めたチェロが大好きで、仕事が終わると長い時間練習しているのを小さい時からずっと見ていました。その楽しそうな様子をとても羨ましく見ていたのですが、チェロは高価なもので、触らせてくれませんでした。でも、どうしても自分もやりたいと思っていましたので、ついに 1 0 歳から始めることができました。当時、手に入る一番小さなチェロのサイズが分数チェロ( 3 / 4 ) だったので、この年齢から始める人も多かったのではないでしょうか。元々、両親は九州の人だったのですが、私が 4 〜5 歳の時に高崎に越してきまして、父は現在の群馬交響楽団( 1 9 4 5 年に高崎市民オーケストラとして創設された) のアマチュアのメンバーでした。

3 . 一番ワクワクするときは、どんなときですか?
趣味としては、健康のために 1 0 年ほど前からウォーキングをするようになりました。また、写真を撮ることが好きですので、季節の様子( 1 1 月でしたら紅葉)を写真におさめて、直ぐにプリントして見るのは楽しいですね。なかなか時間はありませんが。その他は、やはり自分の好きな曲を聴く時でしょうか。

4 . プロのチェリストを目指している学生や若いチェリストに望むことはありますか?
よく言われていることではありますが、最近、情報が直ぐ手に入ることもあるせいか( ある意味で良いことですが) 、自分で考えて創造する、自分で音楽を考えてつくっていく能力が希薄になっているように思います。ある人の真似事にならないよう、深みや個性を伸ばして自分自身をもっともっと磨いていってほしいと思うのです。昔は、個性的な演奏家がたくさんいて、その人の音を聴くと「あーだれだれさんね」と分かったものです。まずは「考える」ことをやってほしいと思います。
また、9 月にドイツ・ミュンヘンで開催された第 6 7 回ミュンヘン国際音楽コンクールのピアノ三重奏部門で、葵トリオ( 小川響子さん: V n 、伊東裕さん:V c 、秋元孝介さん: Pf ) が優勝されました。皆さん、サントリーホール室内楽アカデミーで学ばれていらっしゃいましたので、日頃の努力が実を結んだのだとたいへん嬉しかったです。室内楽アカデミーは、一人の受講生に対してファカルティ( 講師) が 4 〜5 名ついてレッスンを行います。弦楽器奏において精通している各スペシャリストが同時に指導をしますので、たいへんユニークです。