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築地 杏里

井村重人

築地 杏里 つきじ あんり

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  1. 日本チェロ協会会報 第56号 (2020年10月31日)より

 

1.近況を教えてください 
 クァルテット・インテグラとして活動して6年目になり、先日サントリーホール室内楽アカデミーの第5期が終了して、第6期が始まりました。しばらくコロナ禍で活動が大分制限されていましたが、6月頃からLIVE配信や、収容人数を減らしての公演など、今までになかった形のコンサートを多く経験しました。 
 

  • 新しい形のコンサートの中で、新たな発見はありましたか

無観客でのコンサートを経験して、やはり客席にお客様がいる環境というのはとても幸せで、演奏がはじまる前の独特な雰囲気や終わった後の熱気など、演奏する側も観客との空間に助けられているのが感じられました。ですがライブ配信というのは何度でも聴ける、場所が限られずに聴ける、色々な角度から奏者を見ることが出来るなど、多くの利点があることは確かで、コンサートを更に楽しめる手段が増えた事を嬉しく思っています。 

 
2.チェロを始めたきっかけを教えて頂けますか? 
 幼稚園の年少の時に幼稚園で行ったアウトリーチのコンサートの時に、初めてチェロと出会いました。私自身では覚えていないのですが、ずっと「大きいヴァイオリンがやりたい」と言い続けて、やっと小学3年生の時に始めさせてもらいました。 
 
3.チェロ以外に好きなことはありますか? 
 絵を描くことです。たまに家族や身近にいる人を描くときがあるのですが、その人のことをじっくり見ながら描いてみると今まで気付かなかったようなその人の魅力的な部分や特徴等、色々と気付くところがあって楽しいです。 
 
4.今後どのようなチェリストとして活動していきたいですか 
 クァルテット・インテグラとして生涯活動を続けていきたいと思っています。カルテットを軸に、ソロや室内楽やオーケストラ等、色々な目線から物事を捉えられるように勉強していきたいと思っています。 


  • カルテットで演奏する醍醐味や、結成されたきっかけは?

弦楽四重奏というのは無駄が一切ない究極な形だと思います。残りの人生を全てかけてもやり切れないほどの曲数があるのでじっくり楽しんでいきたいです。クァルテット・インテグラは桐朋学園の学生時代に、学校のカリキュラムで組み始めました。グループ名変更を経て今に至ります。今の名前は元東京クヮルテットの磯村先生に名付けて頂きました。是非この機会に名前を覚えて頂き、末永い応援をよろしくお願いいたします!